Romanzesco

俺は何故彼女が好きなのだろうか。

何故色々な異性が気になるのか。

結論から考えて理由などないんだ。

全部性欲なだけだ。きっと。


少し前までなら理解していなかったから。純粋な気持ちだけだった。

むしろ、今は逆だ。汚い欲求だけだ。

その時点で人を愛すのが怖いし、辛いし、

そう思って離れても、どうせ誰かと繋がるんだ。

連鎖。不完全な感情と欲求に吐き気もするし、

死にたくもなる。

という、世間一般の評価。

俺は客観的評価に基づいて、自分を「甘い人間」だと認定している。

けど、甘い人間とはなんなのだろう。

自分の気ままにやって、自分を制御出来ない人間か。

それなら当てはまる。

理由はそうしないとイライラして、次に病んで、切りたくなるから。


それとも点数を出せない人間か。

これは正にその通り。
やる気などないのだから。

言い訳するなら、俺も2年と3ヶ月前までは頭は良かった。

あのまま努力し、維持と向上を続けていたならば、

高校選びの視界には旭が丘や開成、東や西も入る程度だったろう。

けど、負けた。


長い眠りから覚めたその時から、頑張り方を忘れていた。


そういうこと。生きると言う行為においても。

やる気がないけど、理性と感情はあるから、

自己を激しく虐げる行為と本能を超越した行為に及ばないだけだ。

やる気がなくなった末に、切る気も失せる。

沸くのも失せるのも、一瞬。



俺は甘い人間。自分は虐げられる人生になるはず。

甘い人間らしく、気のまま生きて、悶えて惨めに死ねばいい。

という歌詞がB'zの稲葉さんソロの曲である。

今の俺はその状態。

ぶっちゃけ、名前を呼ぶのは誰でもいいのではないだろうか。

その点、俺と相容れることが出来るのは「破滅願望」持ちだけということだ。

破滅願望の対象は自己でも他人でも問わないが。

これは破滅なんだろうか。

今のうちに語りたい。

友を作るにしても俺には濃さはある程度一定だ。

濃さが変わるのは恋愛ネタと死の数だけだ。あとはどれだけ近づけたか。


時間はあと5ヶ月しかない。

岩見沢の、一番短い友達でも、

どうカウントしてもこちらの友達との時間では勝てない。


どう足掻いても、時間は7ヶ月しかない。質では奴に叶う奴は居ない。

最後の中学校生活。


人の死と別れで、死を垣間見、死を決意した。

イノチノアカシ。痛み。

頭痛い。

現実とはこういうこと。

快楽ならば、願えば叶う。

並外れた感覚と気持ちが必要になるが。


やっぱり嫌だ。
一人を独りにするのは。

自分はされたくないから、他人には継続できない。




あ、あ、あ…